【普段使いのメープルシロップ】薬膳としても魅力的な効果と活用法を探る

ONIGIRI
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こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです!

はちみつとメープルシロップの違いご存知ですか?

普段の生活では、はちみつを使うことがあってもメープルシロップを使うことは

あまりない方が多いと思います。

メープルシロップといえば「パンケーキにかける!」くらいの認識ですかね。

ところがこのメープルシロップ、なかなかのスグレモノなんです。

薬膳では肺を潤す食材で、風邪や咳、痰などの症状を抑える効果があります。

もちろん他にも多くの健康効果がありますので、活用法とともにご紹介いたします。

今回は、ザ・メープルシロップです。

1:メープルシロップの分類(種類)

メープルシロップはサトウカエデの樹液(メープルウォーター)を煮詰めて水分を

飛ばした自然の甘味料です。

樹液の収穫は2月から4月の間でわずか10日から20日ほどが収穫のピーク。

この時期は昼夜の寒暖の差が大きく、樹液は幹の中をかけ巡り抽出しやすく

糖度が高く大変甘くなります。

メープルシロップは採取時期の早い順から

「ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダーク」

4段階のグレードに分けられています。

採取の初めと終わりの樹液から作るメープルシロップは味と香りが変化します。

ゴールデン

採取時期が一番早く、色は太陽を浴びた黄金色。

最もフレッシュなテーストで繊細な風味を楽しむ

ことができます。

アンバー

採取時期はゴールデンよりも後で少し色合いが

深く琥珀色。

味と香りが濃厚でリッチな風味を引き立てます。

ダーク

アンバーよりも後で色はさらに暗い。

メープルの独特の力強い風味が増します。

ベリーダーク

採取時期は最後で色合いは最も深い。

味は非常に強烈でメープルの風味がさらに濃くなります。

以上がメープルシロップの分類(種類)でした。

次の章では、普段使いなれている同じ自然由来の甘味料はちみつとはどう違うのか?

2:メープルシロップとはちみつの違い

メープルシロップとはちみつは、どちらも自然由来の甘味料ですが、

メープルシロップは植物性の甘味料で、はちみつは動物性の甘味料です。

【原料の違い】

メープルシロップはサトウカエデから採取した樹液を煮詰めて作られます。

はちみつはミツバチが花から蜜を集め、酵素を加えて熟成させたものです。

【風味の違い】

メープルシロップは、独特の甘味と香りがあります。

はちみつは、花の種類によって味や香りが違いますが甘みにコクがあります。

【気になるカロリー・糖質の違い】

メープルシロップ

   カロリーは100gあたり260-270kcal。

   糖質は100gあたり66.3g。

   血糖値の上昇が緩やかであるとされています

はちみつ

   カロリーは100gあたり294kcal。

   糖質は100gあたり79.7g。

  (種類によって変わります)

   はちみつに多く含まれる果糖は血糖値をあげやすい

価格についてはメープルシロップのほうがハチミツに比べて高い傾向にあります。

原料、風味、カロリー、糖質メープルの違いは以上です。

栄養素については、メープルシロップのみ次の章でご説明します。

3:メープルシロップの栄養素と薬膳的効果

メープルシロップには多くのミネラルやビタミンが含まれていて、
ポリフェノールなど抗酸化物質も多種類含まれています。

主な栄養素はカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル。

リボフラビン、ナイアシン、ビタミンB6などのビタミンB群。

67種類ものポリフェノール。

栄養素の特徴

◎カルシウム: 骨や歯を作り健康にします。

◎マグネシウム:エネルギーを生み出す。

◎カリウム: 体内の水分調整や血圧の調整をする。

◎リボフラビン:皮膚、髪、爪などの細胞の再生を助ける。

◎ナイアシン:三大栄養素からエネルギーを作りだす。 

         (三大栄養素はたんぱく質、脂質、炭水化物)

◎ビタミンB6:エネルギー代謝の補酵素、免疫機能の正常な働きの維持。

◎ポリフェノール:強い抗酸化作用で老化や病気を防ぐ

薬膳においてのメープルシロップの効能をご紹介します。

五性、五味は平/甘苦

   *薬膳における五性とは、 「寒」「涼」「平」「温」「熱」

   *薬膳における五味とは、 「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹」

五性「平」体を温めたり冷やしたりする性質がなく、どんな体質でも食べやすい

五味「苦」苦い味で解熱作用と湿を除く 

   「甘」甘い味で解毒作用と食欲増進

効能は「生津」「清肺」「潤肺」「潤腸」

「生津」体液を補充し、肌や髪の乾燥を防ぐ

「清肺」呼吸器と気道の炎症を改善

「潤肺」肺を潤す作用

「潤腸」腸を潤す作用

中医学(薬膳漢方)の基本的な考え方を詳しく知りたい方は、こちらの記事を!

【薬膳漢方マイスターが伝授】薬膳で効果なし!こんな食材の組み合せ。

効果をまとめると

1)免疫力の向上やの健康をサポート

2)体内の有害な活性酸素を除去し、老化病気の予防。

3)腸内環境を消化を助ける効果。

4)を潤し呼吸器の炎症を改善。

5)ストレス疲労の軽減。

豊富な栄養素、 67種類のポリフェノールで強い抗酸化作用。

メープルシロップはスーパーフード並みといえます。

メープルシロップは健康食品という事をわかっていただけたと思いますが、

では、どのように使用したら良いのか?

パンケーキにかけるだけではありません。

次の章ではさまざまな使い方をご紹介します。

4:さまざまな使用用途

ヨーグルト
ミルクティー
炒め物
ワッフル
グラノーラ

メープルシロップは甘味を加えたり、てりを出したり、さまざまな料理に使用できますので、

使いやすい使用用途をご紹介します。

1 )食品の甘味料
   ◎パンケーキ、ワッフル、トースト、ベーグルにかける。(甘さと風味が加わる)
   ◎アイスクリーム、ヨーグルトにかける。(甘さと風味が加わる)
   ◎ケーキやマフィンなどのお菓子作りの甘味料として使用する。

2) 料理
   ◎煮込み料理やグリル料理、スープに加える。(甘みとコクがでる)

   ◎炒め物に加える。(甘みと照りが出る)
3) 調味料
   ◎オリーブオイルやバルサミコ酢と混ぜて、サラダドレッシングを作る。
4)飲み物
   ◎コーヒーや紅茶に入れる。(自然な甘さが加わる)

以上が代表的な使用用途となります。

さらに「ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダーク」とグレードによって

味わいや適した料理が異なるので使い方に合わせてグレードを選ぶのも良いです。

ゴールデン / フレッシュなテースト、繊細な風味で上品な味わい

◎アイスクリームやヨーグルトにかけて食べる。

◎コーヒーや紅茶、ホットミルクに入れたり、ウイスキーと割って飲む。

優しいメープルの香りを楽しめますよ。

アンバー / 味と香りが濃厚、リッチな風味でメープルシロップの定番

◎パンケーキやワッフル、トーストにかけて食べる。

◎お菓子の甘味料や和食の調味料として使う。

まろやかな口当たりでクセがなく楽しめます。

ダーク / 独特の力強い風味と味わい

◎バターとの相性がいいので、クッキーやマドレーヌなどの焼き菓子に使う。

◎煮物や照り焼きなどに加える。

濃厚な風味が良いアクセントになります。

ベリーダーク / 非常に強烈な味とメープルの風味がさらに濃い

◎ローストビーフやスペアリブなどの肉料理に使う。

◎煮付けなど煮込み料理に使う。

強い香りやコクが楽しめます。

色々な使用方法があり、グレードによっても合う料理が変わってきます。

ご紹介したのは定番の使い方で、ぜひ自分オリジナルの料理とグレードの組合せを

見つけてください。

5:まとめ / これが普段使いのメープルシロップ

メープルシロップは採取時期の早い順から

「ゴールデン・アンバー・ダーク・ベリーダーク」と

4段階のグレードに分けられています。

◎ゴールデン

採取時期が一番早く、色は太陽を浴びた黄金色。

最もフレッシュなテーストで繊細な風味を楽しむことができます。

◎アンバー

採取時期はゴールデンよりも後で少し色合いが深く琥珀色。

味と香りが濃厚でリッチな風味を引き立てます。

◎ダーク

アンバーよりも後で色はさらに暗い。

メープルの独特の力強い風味が増します。

◎ベリーダーク

採取時期は最後で色合いは最も深い。

味は非常に強烈でメープルの風味がさらに濃くなります。

主な栄養素はカルシウム・マグネシウム・カリウムなどのミネラル。

リボフラビン、ナイアシン、ビタミンB6などのビタミンB群。

67種類ものポリフェノール

メープルシロップの効果
  1. 免疫力の向上や骨の健康をサポート
  2. 体内の有害な活性酸素を除去し、老化や病気の予防。
  3. 腸内環境を消化を助ける効果。
  4. 肺を潤し呼吸器の炎症を改善。
  5. ストレスや疲労の軽減。
メープルシロップの使用用途
  • パンケーキ、ワッフル、トースト、ベーグルにかける。
  • ケーキやマフィンなどのお菓子作りの甘味料として使用する。
  • 煮込み料理やグリル料理、スープに加える。
  • 炒め物に加える。
  • オリーブオイルやバルサミコ酢と混ぜて、サラダドレッシングを作る。
  • コーヒーや紅茶に入れる。

メープルシロップは栄養素が豊富で、使用用途の多種多様、

さらにグレードによって味わいも風味も違うので、ぜひ一度試す価値ありです。

でも、もちろん取り過ぎには注意して下さい。

あくまでも糖質、甘味料です

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最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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