起きられない朝が変わる!薬膳と風水で整える目覚めの知恵

ONIGIRI
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こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです!

朝、目覚ましを止めたあと、もう少しだけ…と布団の中で過ごしてしまう。
起きても体が重く、やる気が出ない。
そんな「朝のつらさ」に、心当たりはありませんか?

それは単なる疲れや怠けではなく、「気の停滞」かもしれません。
東洋の知恵、薬膳では、五臓の働きが朝の目覚めに深く関わるとされ、
風水では、寝室や台所の気の流れが一日の始まりを左右すると考えます。

この記事では、薬膳と風水の両面から、
“目覚めの気”を起こすための暮らしの整え方をご紹介します。
ほんの小さな習慣で、朝の質が変わり、暮らしの流れが変わっていきます。

1:なぜ朝がつらく感じるのか?“気”の停滞と五臓の関係

「朝がつらい」と感じるとき、私たちはまず睡眠の質や疲れを疑います。
でも、薬膳の視点では、朝の不調は気の停滞や五臓の乱れが原因
気が滞ると、体の動きも心の動きも鈍くなり、
結果として“朝が重たい”状態に。

特に、朝は「陽の気」が立ち上がる時間帯
夜の“陰”から“陽”への切り替えがうまくいかないと、
だるさや無気力を感じやすくなります。
五臓の乱れでは、脾・肺・腎の働きが弱まり
目覚めが重くなりがちです。
風水では、寝室の気の流れが“目覚めの質”に影響するとされます。
まずは、朝の不調を五行で読み解いてみましょう。

五行の観点では、朝の不調は「肺」「脾」「腎」と関わりが深いとされます。

  • :呼吸と気の巡りを司り、滞ると息苦しなど呼吸器系トラブルになる。
  • :消化吸収を司り、弱ると胸やけややる気がなくなったりする。
  • :生命力の源。冷えや慢性疲労になると、起き上がる力が出ない場合も。

さらに、風水の視点では、寝室の気の流れが「目覚めの質」に影響します。
寝室の空気がこもっていたり、カーテンを開けずに過ごしていると気が滞り
心身の切り替えも遅れがちになり、眠りが浅く、起きてもすっきりしない。
朝がつらいは体と空間の両方で気が滞っているサインなのです。

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整えの言葉:「目覚めは、体と空間の“気”が語りかける時間。」

2:薬膳で“目覚めの気”を起こす朝の食習慣

東洋医学では、食は“薬”であり“気を立てるもの”。
朝に摂る食事は、ただ空腹を満たすだけではありません。
“気”を起こし、五臓を目覚めさせる大切な整えの時間です。
摂るもの次第で、その日のめぐり方が変わりますので、
眠気やだるさを感じる人こそ、朝の一口を丁寧に選びましょう。

朝食で整える五臓とおすすめの食材

肺を潤す:呼吸が深くなり、心が静かに整う。

  • =五性 /涼  五味 / 甘・酸
    みずみずしい甘さで、乾いた喉と心を潤す。
  • 大根=五性 / 涼  五味 / 辛・甘
    胃腸を整えながら、呼吸を軽くする。
  • はちみつ=五性 / 平  五味 / 甘
    やさしい甘味が、気を補いながら潤す。

脾を補う:気力が湧き、食べることが“生きる力”に変わる。

  • 長芋=五性 / 平  五味 / 甘
    ぬめりの力で、消化と呼吸を同時に整える。
  • かぼちゃ=五性 / 温  五味 / 甘
    ほっこり甘く、気を養いながら体を芯から温める。
  • はとむぎ=五性 / 涼  五味 / 甘
    むくみや湿気を抜き、脾を軽やかに整える穀物。

腎を温める:体の芯に火が灯り、冷えや不安がほどけていく。

  • 黒ごま=五性 / 平  五味 / 甘
    生命力を補い、黒の力で腎を深く支える。
  • くるみ=五性 / 温  五味 / 甘
    香ばしい脂が、腎と脳を活性化する。
  • しょうが=五性 / 温  五味 / 辛
    気を巡らせ、体を芯から温める。
気を巡らせる「味」の使い方

薬膳では味にも意味があります。

  • 甘味は脾を養い、心を穏やかに。
  • 辛味は気を動かし、眠気を追い払う。
  • 酸味は引き締めて集中力を助ける。

たとえば、朝の白湯にほんの少しの生姜を加える、トーストに柑橘ジャムを添える。
そんな小さな工夫で、“目覚めの気”は確実に立ち上がっていきます。

オススメの気を起こす朝の一皿
  • 黒ごま入り長芋粥+陳皮茶
  • さつまいもと棗の煮物+白湯
  • かぼちゃの味噌汁+玄米ごはん

「朝がつらい」と感じたら、まずは食べ方から整えてみましょう。

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整えの言葉:「食べることは、今日の自分を育てること。」

3:風水で“気の流れ”を整える朝の空間づくり

目覚めは、体だけでなく空間にも左右されます。
風水では、寝室や台所の“気の流れ”が、朝の気分ややる気に影響すると考えます。
この“気の流れ”を整えることで、体と心の目覚めがスムーズになります。
朝の光を取り入れる窓まわり、寝室から台所までの動線、香りや色の使い方。
「朝の空間」を見直すことは、「暮らしの質」を整える第一歩です。

◎太陽の光

東や南東の光を取り入れる

カーテンは白や淡いベージュなどの色で光を遮らないように。

◎風

東〜南東の窓を開けて、新しい空気を入れる

◎動線

寝室のベッドまわりを整え、洗面台の鏡を磨き、台所に朝の光を入れる。

物が散らかっていると気が滞るので整理整頓

◎香り

柑橘、ミント、白檀など気を起こす香りを朝に焚く

◎色

白・木・金の要素が朝の風水カラー。

白いカップ、木の器、金色のアクセントなど色で気を整える

五感を通して“陽の気”を招くことで、空間全体が目覚めを後押ししてくれます。

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整えの言葉:「空間の気が、今の自分をそっと押し出してくれる。」

4:朝の“整え習慣”で心と体を起こす

朝の時間は、整えの宝庫です。
白湯を飲む、深呼吸をする、窓を開けて風を通す。
そんな小さな習慣が、心と体の“目覚め”を助けてくれます。
「朝がつらい」と感じる日こそ、丁寧に整える時間を持ってみましょう。

朝の整えルーティン

窓を開ける
外気を取り入れ、空間の気を動かす。

白湯をひと口
体の中の“気”を温めて巡らせる。

深呼吸を3回
肺を開き、気を通す。朝の気を取り込む。

香りをひとつ
お気に入りの精油やお香で、五感をリセット。

軽いストレッチ
気血を動かし、体を目覚めさせる。

この小さな習慣をつづけると、“だるい朝”が“整う朝”に変わります。

五行別・朝の不調と整え方

こんな時は!

  • イライラ・目覚めてもすっきりしない(肝)
    =伸びのびストレッチ・柑橘香り
  • 動悸・寝起きの焦り(心)
    =白湯+深呼吸・ラベンダー香り
  • 重だるさ・胃もたれ(脾)
    =はとむぎ粥・少食にする
  • 無気力・呼吸が浅い(肺)
    =陳皮茶・軽い散歩
  • 冷え・疲れが抜けない(腎)
    =生姜湯・温かい足浴
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整えの言葉:「小さな習慣が、今日の自分を整えてくれる。」

5:まとめ “目覚め”は暮らしの質を決める

「朝がつらい」と感じる日々は、誰にでもあります。
そんな朝も、ほんの少しの行動と考え方で
暮らしの流れそのものが変わっていきます。
薬膳の知恵は、体の内側から“気”を育てるもの。
風水の知恵は、空間の外側から“気”を巡らせるもの。
このふたつを暮らしに取り入れることで、目覚めの質が変わり、
「気が巡る暮らし」へと変化していきます。

  • 白湯を飲むこと。
  • 窓を開けて風を通すこと。
  • 呼吸を深めること。
  • 器を選ぶこと。
  • 香りを焚くこと。

そんな小さな積み重ねの先
昼の動きや夜の休みにまでつながり
やがて暮らしの質育てていきます

自分の体と空間に、やさしく問いかけてみてください。
どこが冷えているか。どこが乾いているか。どこに気が滞っているか。

あなたは、自分自身に、どんな“整え”を贈りますか?

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最後までお読みくださりありがとうございます

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