薬膳食養生!冬の不安と不調を整える食養生の知恵

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こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです!

寒さが深まり、空気が乾いてくる冬。体調や気分がなんとなく
不安定になることはありませんか。

「なんだか調子が上がらない…」
「昨日しっかり寝たのに、疲れが抜けない」

そんなモヤモヤは、怠けでも気のせいでもありません。
東洋医学では冬は“腎”が弱りやすく、
気血の巡りが滞りやすい季節とされています。
つまり、体だけでなく心の働きにも影響が現れやすいのです。

薬膳の知恵は、こうした不安をただ抱えるのではなく
「見える化」して整えるための道しるべになります。
自分の体と心にどんなサインが出ているのかを確認し、
食養生の知恵を暮らしに取り入れることで、
冬を健やかに過ごすためのヒントが見えてきます。

1:冬の季節、からだは蓄えモード

薬膳の五行では、冬は「腎」と結びつく季節です。
腎は生命エネルギーの貯蔵庫であり成長や再生の源。
五行の対応で見ると、冬は「水」に属し色では黒、味では塩味、
そして感情では恐と結びつきます。
つまり冬は、体の奥にある力を養いながら、
心の不安や揺らぎとも向き合う季節なのです。

腎を養う黒豆・黒ごま・昆布などの黒い食材や
塩味を持つ海のものは冬に不足しがちなエネルギーを補い、
春に向けて芽吹く力を蓄える助けとなります。
このように薬膳が示す腎の季節は自然界の姿とも響き合っています。

冬は本来、自然界が「閉じて蓄える」季節
木々は葉を落とし、動物は冬眠し、
人の体もまたエネルギーを外に使うより内に蓄える方向へ働きます。

しかし現代では暖房で外と中の温度差が大きく、
食習慣が乱れがち(イベント等)睡眠リズムも崩れやすい。
さらに日照時間が短く、脳内のセロトニンが不足し、
精神バランスが揺らぎやすい背景があります。
こうした要因が腎と心に負担をかけ、不調のサインとして現れるのです。
だからこそ冬は、“がんばる季節”ではなく“深呼吸しながら整える季節
薬膳の知恵で不安と不調を整えることが大切なのです。
次に、冬に出やすい不安や不調のサインを見ていきましょう。

2:冬に出やすい心と体のサイン(チェックリスト)

薬膳では、季節によって現れやすい不調の傾向がはっきりしています。
冬は腎が弱りやすく、冷え・乾燥・精神面の揺らぎが表に出やすい時期。
では、あなたの体と心にはどんなサインが現れているでしょうか。
ここでいったん見える化してみましょう。
気づくことで、整えるべきポイントが自然と浮かび上がってきます。

体のサイン

▢ 朝起きても疲れが残る
▢ 手足がむくみやすい
▢ 肌が乾燥してかゆみが出る
▢ 肩や首がこりやすい
▢ 胃腸の調子が乱れやすい
▢ 風邪をひきやすい

 心・気分のサイン

▢ 気分が沈みがちになる
▢ 集中力が続かない
▢ 夜の眠りが浅い/夢をよく見る

いくつ当てはまりましたか?
冬のサインは体と心が「季節に寄り添ってほしい」と告げるメッセージ。
大切なのは、それを否定せず受け止め、整える道を探すこと。
そこで薬膳の知恵を活かしサインごとにどんな食養生が
役立つのかを紐解いていきましょう。

3:サイン別・薬膳で整える提案

チェックリストで見えた不安に応じて、
薬膳で整える具体的な方法を紹介します。
小さく続けるほど、体が安心し、心も落ち着いていきます。

朝起きても疲れが残る(腎を養う)

  ▶おすすめ食材:山芋・黒ごま・くるみ

          =腎を補い、体のエネルギーを支えます。

  ▶おすすめ料理:黒ごま山芋スープ

 

手足がむくみやすい (水の巡りを整える)

  ▶おすすめ食材:小豆・昆布・はと麦

          =巡りをよくして、余分な水分を排出します。

  ▶おすすめ料理:小豆昆布スープ

 

の乾燥・かゆみ(潤いを補う)

  ▶おすすめ食材:白きくらげ・はちみつ・ごま

          =肺や肌を潤します。

  ▶おすすめ料理:白きくらげとはちみつデザート

 

首のこり(巡りを良くする)

  ▶おすすめ食材:黒酢・シナモン・生姜

          =血流を促し、滞りを解消します。

  ▶おすすめ料理:黒酢生姜のぽかぽかスープ。

 

胃腸の調子が乱れやすい(消化を助ける)

  ▶おすすめ食材:生姜・里芋・かぼちゃ

          =消化を助け胃腸の負担を軽減します。

  ▶おすすめ料理:かぼちゃと里芋のとろみ粥

 

風邪ひきやすい(体を守る)

  ▶おすすめ食材:ねぎ・にんにく・鶏肉

          =体を温め、免疫力を高めます。

  ▶おすすめ料理:薬膳鍋。

 

気分 沈みがち(心を温める)

  ▶おすすめ食材:黒豆・黒米・山芋

          =心を温め、気持ちを支えます。

  ▶おすすめ料理:黒米おにぎり 。

 

集中力続かない(気を補う)

  ▶おすすめ食材:鶏肉・大棗・くるみ

          =気を補い、集中力を支えます。

  ▶おすすめ料理:鶏肉と大棗のスープ。

 

眠りが浅い/夢が多い(安眠を助ける)

  ▶おすすめ食材:百合根・チンゲン菜・蓮の実

          =心を鎮め、眠りを深めます。

  ▶おすすめ料理:百合根のお粥。

薬膳の提案は単なる食材選びではなく「季節と調和する生き方」そのものです
冬の不安や不調を整えることは、春の芽吹きへとつながる準備でもあります。
最後に、冬を健やかに過ごすために押さえておきたいポイントをまとめます。

4:まとめ 不調を整える食養生の知恵

冬は「不安が積もる季節」とも言えます。
体は冷えや乾燥にさらされ心は日照不足や活動量の低下で揺らぎやすい。
けれども、その不安を「見える化」すれば、整える道筋が見えてきます。
薬膳は症状に応じた食材を選ぶことで
体の声にも心の声にも応えることができます。
例えば、疲れが残るなら腎を養う食材を、
眠りが浅いなら心を鎮める食材を。
小さな一杯や一皿が、暮らしに安心をもたらすのです。

そして忘れてはならないのは、
冬の身体や心の変化は決して「弱さ」ではないということ。
それは自然のリズムに沿ったとても正常な反応です。
冬は植物が葉を落とすように私たちの体と心も
余分なものを減らし静かになっていきます。
不調のサインは、“休みながら整えていいよ”という
体からのやさしいメッセージなのです。

薬膳はその声に寄り添い、静かに支えてくれるツールです。
温かいスープをすすぐこと、早めに布団に入ること、
巡らせ、温め、滋養を蓄えること。
そんな小さな積み重ねが、冬の不安を整え、
やがて春の芽吹きへとつながります。

「ととのえ哲学」として大切なのは、
冬の不安を否定するのではなく「季節の声」として受け止めること。
焦らず、比べず、できることから。
今日のひと口が、あなたの未来の安心につながりますように。

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最後までお読みくださりありがとうございます。

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