こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです。
4月は新生活が始まる季節です。
そして春が近づき気温も上がり体に熱がこもりやすくなります。
そこで出てくる体調不良「のぼせ・ほてり」。
ちなみに「ほてり」は体に不快な熱感がある状態。
「のぼせ」はこのほてりが顔に現れるもの。
この「のぼせ・ほてり」で日々体調がすぐれない方が体調改善するための
薬膳食材をお伝えします。
どんな食材がいいのか!どうやって食べたらいいのか!など、必見です。
1:何故?「のぼせ」や「ほてり」がある。
「のぼせ・ほてり」の主な原因は、気や血が上昇して停滞する。
瘀血や冷え、ストレスなどで気血の流れが悪くなって体内に停滞し
滞った場所に気血が集中して熱が生じ、熱や気そして血が上昇して
上半身に気血が集中。
その結果、 「のぼせ・ほてり」が起こると言う事。
これは中医学(薬膳漢方)の考え方です。
・気 / 生命活動を行うエネルギーのこと
内臓を働かせたり、体を温めたり、尿を出したりする。
・血 / 血液と血液が運ぶ栄養素のこと
全身の細胞に栄養・酸素・ホルモンを運んだりする。
・水 / 全身の細胞や組織に潤いを与えること
関節や筋肉をみずみずしく保ち、余分な水分を排出する。
中医学の基本的な考え方を詳しく知りたい方は、
こちらの記事をお読みください。
【薬膳漢方マイスターが伝授】薬膳で効果なし!こんな食材の組み合せ。
【薬膳漢方マイスターが伝授】薬膳で効果なし!こんな食材の組み合せ。「のぼせ・ほてり」血に関係しているので、生理・妊娠・出産など
血の機能にかかわっていることが多い女性になりがちです。
ストレスをためないように!運動をするように!
そして体内の熱を冷ます性質をもった食材をとること!が大事です。
続いては、 「のぼせ・ほてり」を改善するために必要な
体内の熱を冷ます性質をもった食材をご紹介します。
2:改善したい!どんな食材がいい。
ここでは「のぼせ・ほてり」に効果的な食材をご紹介します。
みなさんが一番知りたいところ!
「のぼせ・ほてり」に効果的な食材は、上半身に滞った気のめぐりを
良くする食材、熱を冷ます食材がおすすめです。
どんな食材かというと、「あさり」「セロリ」「たけのこ」。
この他にもまだあるのですが、ここでは私がおススメするこの3つの
食材をご紹介します。
体の過剰な熱を冷まして潤わせる作用があります。
◉ 特徴的な栄養成分
・鉄=全身に必要な酸素を運ぶ。
・ビタミン12=傷ついた神経細胞を正常に修復。
その他の効果として、女性に多い貧血の予防や
イライラ解消にも効果的です。
体の熱を冷ます清熱作用があり特に肝の熱を冷ます。
◉特徴的な栄養成分
・カリウム=体内の水分バランスを保ち、
ナトリウムを排出して血圧を調整。
・ビタミンA=粘膜と肌を細菌から守り、
目の働きを正常に保つ。
その他の効果として、セロリの香りでストレスに
よる不安や緊張を和らげたり不眠解消にも。
体の水はけをよくする力があり、尿の出をよくする。
◉特徴的な栄養成分
・食物繊維=腸の健康を保ち余分な脂質や糖質の
吸収を抑える。
・ビタミンB2=脂質をエネルギーにかえ体の
成長を助ける。
その他の効果として、胃の働きを活発ににして消化を
促進したり、毒素を取り除くデドックス効果も。
以上が私がおススメする3つの食材です。
この他に「あおさ」「もずく」「はまぐり」「まいたけ」なども効果的な
食材ですので是非食べてみてください。
続いては、おススメする3つの食材の食べ合わせなど、
どうやって食べたらいいのかをご紹介します。
3:効果あり!どうやって食べたらいい。
「のぼせ・ほてり」を改善する食材は、体を冷やす寒性や涼性の食材が
最適ですが、冷やしすぎるのは良くないので体を適度に温める温性の
食材と組み合わせるようにするといいです。
それでは3つの食材「あさり」「セロリ」「たけのこ」それぞれの
オススメの食べ方と食べ合わせ料理をご紹介します。
まずはあさり!
調理前に塩水につけて砂をはかせる「砂抜き」をしてください。
味噌汁、バター炒め、パスタなどいろいろな調理法がありますが、
オススメは、貝類に多く含まれる栄養素ビタミンB群は水溶性
なので汁物です。
1)あさり×みそ=「あさり汁」「あさりの味噌煮」
味噌も余分な水分を排出するのでむくみに効果的。
更に肝機能を高め疲労回復効果も期待できます。
2)あさり×ニンニク=「あさりのガーリック炒め」
ニンニクは体を温める温性なので、寒性のあさりには
おすすめの組み合わせ。
更にニンニクのスコルジンで強精、強壮も期待できます。
つづいてセロリ!
香り高く、独特のうまみがあるので生でも加熱してもいい食材。
サラダ、スープ、パスタ、サンドイッチなど幅広いく使えます。
1)セロリ×とうがらし=「セロリのアチャラ」
熱を冷ますセロリと気のめぐりをよくするとうがらし、
すごく効果的な組み合わせ。
2)セロリ×いか=「セロリといかの炒め物」
いかは血を養うので熱をさますセロリといい相乗効果を発揮します。
最後はたけのこ!
刺身で食べるのが一番のオススメ。
とりたい栄養成分よって調理法を変えるといいです。
たけのこの皮は殺菌・防腐効果があるのでおにぎりなどを
包むのに最適です。
1)たけのこ×木の芽=「たけのこ木の芽味噌あえ」
温性の木の芽と味噌により温め効果がアップして
寒性のたけのことバランス良く体内の熱を冷やします。
2)たけのこ×豚肉=「たけのこと豚肉のオイスター炒め」
豚肉は気と潤いを補い、体にこもった熱のダメージ
から守る効果があり、たけのことの相性がいいです。
いかがですか。
食べ合わせによって効果がアップしますので是非試してください。
4:まとめ のぼせ・ほてり改善はこの食材
「のぼせ・ほてり」の症状が多く出るのは春4月。
体に熱がこもって「のぼせ・ほてり」が出たら、
まずは実践してみてください。
◉「のぼせ・ほてり」の主な原因。
瘀血や冷え、ストレスなどで気血の流れが悪くなって体内に停滞。
そして滞った場所に気血が集中して熱が生じ、熱や気そして血が上昇して
上半身に気血が集中しその結果、 「のぼせ・ほてり」が起こる。
◉「のぼせ・ほてり」に効果的な食材をご紹介。
上半身に滞った気のめぐりをよくする食材、熱を冷ます食材がおすすめで、
ここでは「あさり」「セロリ」「たけのこ」をご紹介します。
「あさり」 中医学二つの指針=五味:甘味 五世:寒性
体の過剰な熱を冷まして潤わせる作用があります。
⚫︎特徴的な栄養成分
・鉄=全身に必要な酸素を運ぶ。
・ビタミン12=傷ついた神経細胞を正常に修復する。
「セロリ」 中医学二つの指針=五味:甘味 五世:涼性
体の熱を冷ます清熱作用があり、特に肝の熱を冷ます作用があります。
⚫︎特徴的な栄養成分
・カリウム=体内の水分バランスを保ち、ナトリウムを排出して
血圧を調整。
・ビタミンA=粘膜と肌を細菌から守り、目の働きを正常に保つ。
「たけのこ」 中医学二つの指針=五味:苦味 五世:寒性
体の水はけをよくする力があり、尿の出よよくします。
⚫︎特徴的な栄養成分
・食物繊維=腸の健康を保ち余分な脂質や糖質を吸収を抑える。
・ビタミンB2=脂質をエネルギーにかえ体の成長を助ける。
◉「あさり」「セロリ」「たけのこ」のオススメの食べ方と食べ合わせをご紹介。
「あさり」
貝類に多く含まれる栄養素ビタミンB群は水溶性なので汁物が効果抜群。
⚫︎食べ合わせ
1)あさり×みそ=「あさり汁」「あさりの味噌煮」
味噌も余分な水分を排出するのでむくみに効果的。
2)あさり×ニンニク=「あさりのガーリック炒め」
ニンニクは体を温める温性なので、寒性のあさりには
おすすめの組み合わせ。
「セロリ」
香り高く、独特のうまみがあるので生でも加熱してもいい食材。
⚫︎食べ合わせ
1)セロリ×とうがらし=「セロリのアチャラ」
熱を冷ますセロリと気のめぐりをよくするとうがらし、
すごく効果的な組み合わせ。
2)セロリ×いか=「セロリといかの炒め物」
いかは血を養うので熱をさますセロリといい相乗効果を発揮。
「たけのこ」
刺身で食べるのが一番のオススメ。
とりたい栄養成分よって調理法を変えるといいです。
⚫︎食べ合わせ
1)たけのこ×木の芽=「たけのこ木の芽味噌あえ」
温性の木の芽と味噌により温め効果がアップして
寒性のたけのことバランス良く体内の熱を冷やします。
2)たけのこ×豚肉=「たけのこと豚肉のオイスター炒め」
豚肉は気と潤いを補い、体にこもった熱のダメージから守る
効果がありたけのことの相性がいいです。
「のぼせ・ほてり」が長期化しないように、体の熱をとる食材を料理して
食べてください。
体が熱いからと言って冷たい飲み物をがぶ飲みするのは決してしないように!。
健康で美味しい料理を美味しくいただきましょう!