6月、7月初旬といえば梅雨。ジメジメしてスッキリしない季節です。
この時期はむくみや頭痛、めまい、食欲不振などさまざまな体調不良が出て
きて悩まされる方が多いですよね。気象病と呼ばれる症状。
女性の方は生理不順も起こりやすい。私の知り合いで若い妊婦さんは、梅雨
時期の体調不良が心配で今からどうしようと不安になってます。
ほんとうに毎日がキツくてつらい!
そこで今回は梅雨の体調不良に備えるため、おいしく食べる食材について
お話しします。難しい理屈はいっさい書きません。
とにかく普段ほんの少し食材に気を使うことができれば、食べることで体調
不良を軽減できるようになります。



1:梅雨期(芒種・夏至)旬な食材を楽しもう
▶︎栄養満点!彩り野菜
旬な野菜って何?なんで旬な野菜がいいの?とよく聞かれることがあります。
なので6月、梅雨を乗り切るオススメ野菜。梅雨期は湿気が多く体に水分が
溜まりやすいので、水はけがいい野菜をとると体調変化が少なくてすみます。
まずは葉物野菜の登場です。
βカロテンが多く免疫力を高めてくれる「しそ」。
ビタミンとミネラルなどお肌にいい栄養素が豊富な「ルッコラ」。
女性にオススメ。
続いて根菜野菜。
アリシンで滋養強壮「ニンニク」。少量で妊婦さんにオススメ。
この時期乱れがちなお通じ改善バツグンの「新ゴボウ」。
高齢者にオススメ。
そして果菜野菜。
βカロテンとビタミンCで女性に最適、美肌効果「ししとう」。
体の中の水分量を適正に調整してくれる「グリーンピース」。
と私がオススメする梅雨期に食べておきたい6月の代表的な野菜です。
もちろんこれ以外にもたくさん6月の旬の野菜はあります。
きゅうり・ピーマン・ナス・かぶ・空芯菜・青ざんしょう・みょうがなど。

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でも、旬でなくても今や野菜はハウス栽培で一年中多くの種類がお店に出回
り食べれるようになりました。
確かにそうですが、やはり露地栽培で作られた旬の野菜は栄養価も高く、
ハウス栽培に比べ農薬使用量も少なく、残留農薬の分解も早い。
野菜には生育に適した時期と地域があるということ!
さらに旬な野菜でも、自家採種の野菜を積極的に選ぶといいです。
自家採種はその地域で長年栽培されてきた種。地元と採れた野菜を積極的
に食べましょう。
私は、この時期になると何故か体力が落ちて疲れやすくなってしまうので、
しそを刻んんでパスタにかけたり、ニンニクを焼いて食べたりしています。
ニンニクを焼いて食べると美味しいですが、食べ過ぎに注意。だいたい
下痢します。続いて旬の果物をご紹介します。
▶︎続々登場!ジューシー果物
子どもも大人もみんな大好き果物。糖質が多く、カロリーが高く、
ビタミン類を多く含んでいます。
野菜嫌いな子どもも果物なら食べるという子は多いと思います。
かといって野菜の代わりにはなりませんが、食べないより食べた方
がいいです。
それでは、梅雨を乗り切るオススメ果物。
βカロテンが多く免疫力を高めてくれる「あんず」
クエン酸で疲労回復「うめ」
ビタミンCで美肌効果とカリウムでむくみを解消「メロン」妊娠中の
むくみ対策に効果。
バランス良く栄養が詰まっている健康果実「びわ」
と私がオススメする梅雨期に食べておきたいこの時期の代表的果物。




もちろんこれ以外にもたくさんこの時期の旬の野菜はあります。
さくらんぼ・夏みかん・パイナップルなど。
果物は、甘みがあるので虫がつきやすい。そのため農薬を多く使用されています。
農薬と聞くと心配です。特に子どもや妊婦さんは!
農薬の量が多いと体に影響が出てくるので農薬除去をしましょう。
除去方法は、さくらんぼなど直接口に入れるものは、5〜10分ほど
水につけておき、ざるでしっかり水を切りましょう。
あんずなど皮をむいて食べるものは、水をかけながら手で軽くこする。
次は是非みなさんに普段の生活で取り入れて欲しい体調改善別の食材
をご紹介します。
2:気象病に効果がある、症状別の改善食材。
▶︎『頭痛』にオススメ食材=バナナ
バナナに含まれているマグネシウムが血管の拡張によって起きる炎症
を和らげてくれ鎮静効果があります。
ただし、バナナは体の熱を冷ますはたらきがあり、食べ過ぎると体が
冷え、代謝が悪くなるなるので食べ過ぎには注意。
▶︎『関節痛』『貧血』にオススメ食材=さくらんぼ
さくらんぼには利尿作用があり体に溜まった過剰な湿気を取り除く。
あずき同様、むくみの改善にもいいです。
ちなみにさくらんぼなど果物には鉄分が含んでいるので貧血、女性に
特に多いとされている冷え性には効能効果があります。
▶︎『生理不順』『生理痛』にオススメ食材=みょうが
みょうがにはアルファピネンという精油成分があり、発汗、呼吸、
血液の循環などの機能を促し、気を巡らせる働きがあります。
ちなみに暑くて水分を取り過ぎてしまい体が冷えた時などは、みよが
の温効果がいいです。
▶︎『むくみ』にオススメ食材=あずき
あずきに含まれているカリウムやサポニンが利尿作用を促し、水分の
代謝を良くし、むくみを取り除いてくれます。
さらに糖質を分解してエネルギーに変えてくれるので、夏バテ予防に
も効果的。
赤飯やおしるこに少し塩を加えて食べるとよりいいです。塩も水分の
代謝を助けます。
全章でご紹介したこの時期の旬果物「メロン」もむくみに効果的です。
妊婦さん向けに体調不良を改善する旬食材を、二つほどご紹介します。
▶︎『つわり』にオススメ食材=しそ
しそは吐き気留めにも良いとされ、つわりにおすすめです。
しその清々しい香りは気を巡らせ、食欲増進をうながしま食欲減退に
も良いもの。
この時期の旬食材「梅」と「しそ」を使った冷うどんは美味しく簡単!
▶︎『便秘』にオススメ食材=あんず
妊娠中はホルモンバランスの関係で頑固な便秘になりやすいので、あんず
に豊富に含まれている食物繊維が効果的です。
食べ過ぎには注意!余ったあんずはゼリーにしておくといいです。
3:梅雨期(芒種・夏至)旬な食材のまとめ
いかがでしたか。少しは参考になりましたでしょうか。
気象病と呼ばれる症状が少しでも改善されて、楽しく生活できて、おいしく
食事ができることが一番!
もう一度、まとめとして私がおすすめの旬食材。
【葉物野菜】
免疫力を高めてくれる「しそ」
お肌にいい「ルッコラ」
【根菜野菜】
滋養強壮「ニンニク」
お通じ改善「新ゴボウ」
【果菜野菜】
美肌効果「ししとう」
体の中の水分量を調整してくれる「グリーンピース」
【果物】
免疫力を高めてくれる「あんず」
疲労回復「うめ」
美肌効果の「メロン」
健康果実「びわ」
購入するときは、産地を確認してできる限り地元産の野菜を!
地元でとれた食材はその土地の環境に合っているので、そこで暮らす
人の体質に合っているはずですから!
そして症状別の改善食材。
即効性はないですが、身体に優しく健康を作っていきましょう。
- 頭痛 / バナナ=マグネシウムで鎮静効果
- 貧血 / さくらんぼ=鉄分で貧血・冷え性には効能効果
- 生理痛 / みょうが=アルファピネンという精油成分で気を巡らせる
- むくみ / あずき=カリウムやサポニンの利尿作用で水分代謝促進
- つわり / しそ=清々しい香りは気を巡らせ、吐き気留めにも良い
- 便秘 / あんず=食物繊維が効果的
効果は個人差があり、絶対に効果があるわけではないのでご了承ください。
また食べ過ぎは逆効果になるのでほどほどにしてください。
私は、パパ・ママの健康が子どもの健康を作り、子どもの健康がパパ・ママ
の笑顔を作ると思います。美味しく食べて元気な笑顔を保ちましょう。
次回のテーマは夏の食材食べ合わせ。
何と何を一緒に食べるとより一層効果があるかということを書いていきます。
是非、ご覧ください。
ちょっと余談ですが、このブログというか私が食育に興味を持った理由の一つに、半﨑美子さんという北海道出身の女性シンガーソングライターの「お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜」という曲を聞いたの事なんです。とってもあったかく、ママの子供に対する愛情が詰まった楽曲なので、毎回、一節だけ歌詞を書いてこのブログの締めにします。
それでは第一回終わります。

♬「おかえり、今日もからっぽの お弁当ばこをありがとう」♬