こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです!
「汗から酸っぱいニオイがして不安!」
「汗のニオイを消したいんだけど、どうすればいい?」
「汗は誰でもかくのに、自分だけ汗のニオイが強いような?」
この記事を見つけてくださった方の中には、このような不安や疑問を
お持ちの方が多いのではないでしょうか。
汗の臭いのお悩みは、どの年代の方にとっても深刻です。
「汗の臭い」が気になる方は、「汗の臭いを予防する効果的な食品」を
積極的に食べることが効果的な対策方法の一つです。
この記事では、汗が臭くなる原因を詳しく解説したうえで、
汗のニオイを予防するの7つの食品をご紹介します。
食べ物「ショウガ」「梅干し」「ごぼう」「ぬか漬け」
飲み物「緑茶」「ルイボスティー」「豆乳」
最後までお読みいただくと、汗の臭いを食品でなくせるようになります。
ぜひ、汗の酸っぱい臭い対策の参考にしてください。
1:汗が臭く酸っぱいにおいがする原因
「汗臭い」でも、汗は、ほとんど無臭です。
汗そのものが臭いを発しているわけではありません。
汗が臭う原因は主に3つあります。
皮膚表面にある汗や垢と皮膚の常在菌が作用し、これらに含まれる脂質やたんぱく質、
アミノ酸などが酸化、分解され、 「汗の臭い」を生じさせます。
常在菌は肌のバリア機能を保つという役割を持っていますが、汗と組み合わさることで
不快な臭いの原因になってしまうのです。
汗は血液からつくられており、肌の外に排出されるまでの間に、汗腺で「ろ過」が
行われます。
汗腺が衰えると、ろ過機能が十分に働かなくなり臭い汗が排出されます。
本来は再吸収されるべき成分を含む分、汗が臭くなるのです。
栄養バランスの乱れ、運動不足、疲れなどにより、腸内環境が乱れ、腐敗物が腸内
に溜まり、腐敗臭を伴う有害物質を発生させます。
その有害物質が血液中に溶け出して、汗とともに体外に排出され汗臭となります。
まとめると、汗は血液からつくられており、気温が高くなったり運動して
体が熱くなったりすると汗をかきますが、汗そのものには臭いがありません。
汗臭く感じるのは、
- 汗・皮脂・皮膚の汚れをエサにしている常在菌の働き。
- 汗腺のろ過機能の低下によって汗臭く酸っぱい匂いを発生。
- 腸内環境の乱れで腐敗臭が汗とともに体外に排出され、臭い汗を発生。
これで汗がくさく酸っぱい臭いを発生させる原因が分かったので続いて予防法。
基本的な予防方法としては、運動・お風呂・食事。
くさく酸っぱい臭いの原因である常在菌、汗腺ともに、腸内環境が大きく影響
してくるので、体の内側から予防する食品についてご説明します。
2:酸っぱい汗臭さの予防に効果的な食品
汗の臭い予防に効果的な食品とは、どのようなものなのか。
食べ物と飲み物に分けてご紹介していきます。
食べ物からは、
「ショウガ」「梅干し」「ごぼう」「ぬか漬け」
生姜に熱を加えると「ショウガオール」という成分が発生。
「ショウガオール」は消臭効果や殺菌効果があり、さらに腸内環境を改善し悪玉菌
を減らして、ニオイの発生を防ぎます。
【 腸内環境オススメ料理 】
・ショウガと鶏肉の炊き込みごはん
鶏肉のコラーゲンは美肌効果で常在菌は肌のバリア機能向上
・さばのショウガ煮
さばのオメガ3脂肪酸で胃腸の調子を改善
梅干しのクエン酸が汗の臭いを効果的に抑えます。
また「抗菌作用」と「静菌作用」で常在菌の活動を弱めます。
※「静菌作用」=菌の増殖を抑える
【腸内環境オススメ料理】
・いわしの梅煮
いわしのビタミンB2が皮膚の健康を保つ
・こんにゃくの梅だれソースがけ
こんにゃくの食物繊維で腸の働きを整える
ゴボウの、不溶性食物繊維のリグニン・ヘミセルロースによって腸内環境が
良くなり体臭を軽減。
また、ポリフェノールによりニオイを抑える消臭効果に期待できます。
【腸内環境オススメ料理】
・鶏ごぼうのきんぴら
鶏肉のコラーゲンは美肌効果で常在菌は肌のバリア機能向上
・たたきごぼう
ごまの豊富な栄養素で胃腸の機能を高めます
ぬか漬けの植物性乳酸菌は生きて腸に到達し、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、
腸の働きを活発にしてくれます。
腸内環境を整え、免疫力アップにも役立ちます。
【腸内環境オススメのぬか漬け】
・なすのぬか漬け ・かぶのぬか漬け ・じゃがいものぬか漬け
・ズッキーニのぬか漬け
漬物について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
飲み物からは、
「緑茶」「ルイボスティー」「豆乳」
緑茶のカテキン類・フラボノイド類などのポリフェノールが臭い成分を吸着して、
消臭する機能があります。
さらに、抗菌作用によって臭いの元になる皮膚表面の常在菌の活動を抑える効果も
あります。
飲み方として2~3煎目以降に消臭効果のカテキンが抽出されるので、お茶の味は薄く
なりますが、同じ茶葉で何度も緑茶を入れましょう。
ルイボスティーは高い抗酸化作用を持っています。
抗酸化力が高ければ汗に含まれる脂質の量が減らせ、常在菌の活動をおさえる
ことができます。
豆乳はイソフラボンが多く含まれており、制汗作用や体臭を抑えます。
さらに、オリゴ糖も含まれており、腸内細菌のエサとなり、善玉菌を増やし
腸内環境を整えます。
毎日地道に続けることが、汗のすっぱい臭いを抑える近道です。
汗の臭い予防に効果的な食品を毎日作るのは大変な部分がありますが、
毎朝一杯の緑茶、夕食時に豆乳くらいだと簡単に続けられます。
まずは簡単にできるところから!
豆乳マシーンで、自家製の豆乳を作って色々なバリエーションで
飲むのも楽しいです。
楽しく美味しく飲みながら汗の臭いをおさえこむのもいいですよね。
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3:食べすぎると酸っぱい汗臭さが悪化する食品
ここでは、食べすぎると汗臭さが悪化する食品をご紹介しますが、
どれも体には必要な栄養素を持っている食品です。
問題なのは過剰摂取。
あくまでも食べ過ぎると汗臭さが悪化するということを認識してください。
動物性脂肪は、コレステロールや中性脂肪の原料「飽和脂肪酸」を多く含んでいます。
食べすぎると「過酸化脂質」という脂質の分泌量が増え、加齢臭、汗臭、ワキガなど、
さまざまなニオイの原因となります。
タンパク質は汗臭を悪化させると書くと非常に誤解を生みます。
タンパク質は体にとって非常に重要な栄養素で適量を摂取しなければなりません。
問題は過剰摂取。
過剰摂取すると、悪玉菌のエサになり、消化しきれなかったタンパク質が腸内で腐敗
して、ニオイ成分が生成されます。
適量は、1食分あたり自分の手のひらサイズの肉や魚。
タンパク質について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
ニンニクのニオイのもととなる成分アリシン。
このアリシンは、強い殺菌作用や抗酸化作用があり血流改善や疲労回復など、さまざまな
効果が期待できる体には重要な成分です。
問題はやはり過剰摂取。
アリシンが血液にのって全身をめぐると、皮膚からも汗として排出してニオイが発生。
夏の冷えたビールは最高に美味しい。でも飲み過ぎは体が臭います。
アルコールが体内で分解されると、「アセトアルデヒド」という成分に変わり、
皮膚から体臭が漂うようになり、汗はベタベタとニオイが強い汗になります。
皮膚の一部に「アポクリン腺」というニオイの強い汗を出す出口あります。
激辛な食べ物は、このアポクリン腺を活性化させ、臭い汗を出します。
以上が、食べすぎると汗臭さが悪化する食品。
基本的に食べすぎなければ体にいい食品なので、量に注意しながら食べましょう。
でも、ついつい食べすぎる時もあります。
食べすぎて汗が臭いそうだなと思った場合は、消臭スプレーやクリームで一時的に
対策してください。
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4:まとめ 食品で酸っぱいニオイの汗を予防
夏になると気になるのが汗の臭い。
どんなに注意をしても、電車やバスの中などにいると汗の臭いが伝わります。
汗の臭いの原因は、常在菌、汗腺、腸内環境。
この3の原因を食品で予防。食品で体の内側から汗の臭いをおさえます。
① 皮膚表面に付着している常在菌の仕業
皮膚表面にある汗や垢と皮膚の常在菌が作用し、これらに含まれる脂質やたんぱく質、
アミノ酸などが酸化、分解され「汗の臭い」を生じさせます。
② 汗を出すための器官「汗腺」が衰えている
汗腺が衰えると、ろ過機能が十分に働かなくなり臭い汗が排出されます。
③ 腸内環境の乱れ
腸内環境が乱れ、腐敗物が腸内に溜まり、腐敗臭を伴う有害物質が発生して汗とともに
体外に排出され汗臭となります。
ショウガ
消臭効果や殺菌効果がある「ショウガオール」という成分が腸内環境を改善し悪玉菌を
減らして、ニオイの発生を防ぎます。
梅干し
梅干しのクエン酸が汗の臭いを効果的に抑えます。
また「抗菌作用」と「静菌作用」で常在菌の活動を弱めます。
ごぼう
不溶性食物繊維のリグニン・ヘミセルロースによって腸内環境が良くなり体臭を軽減。
ぬか漬け
植物性乳酸菌、腸内で悪玉菌の繁殖を抑え、腸の働きを活発にしてくれます。
飲み物からは、「緑茶」「ルイボスティー」「豆乳」。
緑茶
抗菌作用によって臭いの元になる皮膚表面の常在菌の活動を抑える。
ルイボスティー
高い抗酸化作用で常在菌の活動を抑える。
豆乳
イソフラボンによって制汗作用や体臭を抑えます。
毎日地道に続けることが、汗のすっぱい臭いを抑える近道です。
毎朝一杯の緑茶、夕食時に豆乳くらいだと簡単に続けられます。
豆乳マシーンで、自家製の豆乳を作って色々なバリエーションで
飲むのも楽しいです。
楽しく美味しく飲みながら汗の臭いをおさえこむのもいいですよね。
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肉類・乳製品の動物性脂肪
「過酸化脂質」という脂質の分泌量が増え、加齢臭、汗臭、ワキガなど、さまざまな
ニオイの原因となります。
タンパク質
消化しきれなかったタンパク質が腸内で腐敗して、ニオイ成分が生成。
ニンニク
アリシンが血液にのって全身をめぐると、皮膚からも汗として排出してニオイが発生。
アルコール
「アセトアルデヒド」という成分が、皮膚から体臭が漂うようになり、汗はベタベタと
ニオイが強い汗になります。
激辛な食べ物
アポクリン腺を活性化させ、臭い汗を出します。
本来、どれも体には必要な栄養素を持っている食品です。
問題なのは過剰摂取。
あくまでも食べ過ぎると汗臭さが悪化するということを覚えておいてください。
ついつい食べすぎて、汗が臭いそうだなと思った場合は、消臭スプレーやクリームで
一時的に対策してください。
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「ショウガ」「梅干し」「ごぼう」「ぬか漬け」を食べて、
「緑茶」「ルイボスティー」「豆乳」を飲んで、
酸っぱい汗臭さを予防改善して、スッキリとした快適な夏を過ごしましょう。
日々、毎日の積み重ねが大切です。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。