薬膳食養生!寝付けない時に身近な食材の力を活かす

ONIGIRI
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こんにちは。薬膳漢方マイスターのおにぎりです。

布団に入ってもなかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚める、

早朝に目が覚めてしまいその後は眠れない。

これが毎日つづくと体も心も悲鳴をあげ、さまざまな病気の引き金になってしまう事も。

不眠はツラいです。

そこで、まずは食材の力で改善しましょう。

どんな薬膳の食材がいいのか!どうやって食べたらいいのか!など、必見です。

睡眠導入剤等の薬を飲む前に試して見てください。

1:何故?良質な睡眠が取れないの

中医学での「不眠」の原因は、「気・血・水」のめぐりが悪くなっていること。

一般的には、ストレス、生活習慣、環境など多岐にわたるとされています。

中医学では、この一般的な原因を、まず食を通して全身のバランスを整えることで

体の根底から改善していこうと考えています。

気のめぐりの悪さ

「気」は体をめぐっているエネルギーで、体内を流れ巡ることで健康が保たれます。

ストレスや過労など精神的な不安感で気の流れが滞ると不眠症を引き起こしたりします。

血のめぐりの悪さ

「血」は血液や血液が運ぶ栄養素のことです。

血の流れが悪くなると、各臓器などに十分な栄養と酸素が行き渡らず、

さまざまな不調が現れます。 その一つが不眠です。

水のめぐりの悪さ

「水」は体内の液体成分で、潤いを保つ役割を担っています。

水のめぐりが悪くなると、乾燥、尿量の変化など体内の水分バランスが崩れて

不眠引き起こしたりします。

「気」のめぐりが悪いと、イライラや不安などの症状が現れ、睡眠障害につながり、

「血」のめぐりが悪いと、体が冷え、手足の末梢血管が収縮し寝つきが悪い、

熟睡できないなどの睡眠障害が起こりやすくなり、

「水」のめぐりが悪いと、冷えや代謝の低下などから睡眠障害につながってくる

ということです。

この「気・血・水」のバランスが崩れると体に不調が起こる原因とされています

中医学の基本的な考え方を詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。

【薬膳漢方マイスターが伝授】薬膳NG!こんな食材の食べ合わせ効果なし

続いては「不眠」改善して、良質な睡眠を手にするするために必要な食材をご紹介します。

2:改善したい!不眠にはどんな食材がいい

ここでは「不眠」を改善する食材をご紹介します。

みなさんが一番知りたいところ!

「不眠」を改善するには、神経を鎮め精神安定作用の食材をとると良いです。

そこで、は私がおススメする「ゆりね」「チンゲンサイ」「牡蠣」

この3つ食材をご紹介します。

もちろんこれ以外にもありますので、どんな食材があるかこの章の最後にご紹介します。

「ゆりね」中医学二つの指針=五味:甘味・苦味 五性:涼性

不足気味の体液を養う働きや、心の熱を鎮め神経を落ち着かせる作用がある。

特徴的な栄養成分

 ・ビタミンC: 免疫力を高め、抗酸化作用がある。

 ・カリウム=体内の水分を調節、筋肉の収縮・弛緩。

 ・食物繊維: 消化を助け、腸の健康を維持します。

その他の効果として、咳止め、便秘や下痢の解消、肌トラブルの解消にも有効です。

「チンゲンサイ」 中医学二つの指針=五味:辛味・甘味 五性:涼性

血の巡りを良くする作用やストレス緩和に効果があります。

特徴的な栄養成分

 ・ β-カロテン=粘膜と肌を守り細菌の攻撃に対抗

 ・カルシウム: 骨と歯の強化や精神の興奮をおさえる

 ・葉酸: 赤血球の生成やDNAを正常に作るサポート

その他の効果として、二日酔い、風邪予防、炎症などにも効果あり。

「牡蠣」 中医学二つの指針=五味:甘味・鹹味 五性:平性

血を補い気持ちを落ち着かせる作用やスタミナの回復を助ける効果があります。

特徴的な栄養成分

 ・亜鉛: 免疫力を強化し、DNAの合成を助ける

 ・鉄分: 赤血球を作り、貧血予防に役立つ

 ・ビタミンB12: 神経細胞を正常に修復する

その他の効果として、美肌効果、高血圧予防、疲労の緩和にいいです。

以上が私がおススメする3つの食材です。

この他に「豚肉」「はちみつ」「牛乳」「しそ」なども効果的な食材ですので

是非食べてみてください。

続いては、おススメする3つの食材の食べ合わせなど

どうやって食べたらいいのかをご紹介します。

3:効果あり!どうやって食べたらいい

「不眠」を改善するには、神経を鎮め精神安定作用の食材をとると良く、

組み合わせる食材も血を巡らせる作用や気と潤いを補う作用があると効果的です。

なので、「気・血・水」のめぐりをよくする組合せがベスト。

ゆりね

栄養価も高く、生でも、揚げても、煮ても、多様な調理ができるのが特徴。

食べ合わせ

 1)ゆりね×蓮の実=「ゆりねのスープ」

   蓮の実はゆりねと同じ心の熱を鎮め神経を落ち着かせる作用があり

   心を和らげるW効果が期待できる。

 2)ゆりね×蓮根=「ゆりねと蓮根の餡とじ」

   蓮根が体にこもった余分な熱を取り体の状態を安定させ、ゆりねが

   精神を安定させる絶妙な組合せ。 

チンゲンサイ

カロテンが豊富に含まれているので、油と一緒に摂ると吸収率が上がるので、

炒め物にすると効果的。

食べ合わせ

 1)チンゲンサイ×豚肉=「チンゲンサイと豚肉の炒め物」

   気と潤いを補う豚肉が気持ちの昂りをを抑えて、チンゲンサイ   

   の効果と相まってストレスを解消。

   玉ねぎも入れるとさらにいいです。

 2)チンゲンサイ×ツナ=「チンゲンサイのツナあえ」

   不安感を静める効果のツナとWで心を落ち着かせてくれる。 

牡蠣

牡蠣は、海の風味をそのまま楽しむことができ、栄養価の高い貴重な食材。

新鮮な生(生食用)でも加熱しても栄養価が高いです。

ただし、食中毒にならないよう処理方法をしっかり!

食べ合わせ

 1)牡蠣×牛乳=「牡蠣のミルク煮」

   牡蠣と牛乳に含まれているカルシウムが神経を安定させる。

いかがですか。

食べ合わせによって効果がアップしますので是非試してください。

4:まとめ  「不眠」の改善はこれ

「不眠」の原因は、「気・血・水」のめぐりが悪くなっていること。

全身のバランスを整え体の根底から改善していくことが大切です。

「不眠」を改善する食材 「ゆりね」「チンゲンサイ」「牡蠣」をご紹介します。

「ゆりね」

不足気味の体液を養う働きや、心の熱を鎮め神経を落ち着かせる作用がある。

特徴的な栄養成分

 ・ビタミンC: 免疫力を高め、抗酸化作用がある。

 ・カリウム=体内の水分を調節、筋肉の収縮・弛緩。

 ・食物繊維: 消化を助け、腸の健康を維持します。

食べ合わせ

 ・ゆりね×蓮の実=「ゆりねのスープ」

   蓮の実はゆりねと同じ心の熱を鎮め神経を落ち着かせる作用があり

   心を和らげるW効果が期待できる。

「チンゲンサイ」 

血の巡りを良くする作用やストレス緩和に効果があります。

特徴的な栄養成分

 ・ β-カロテン=粘膜と肌を守り細菌の攻撃に対抗

 ・カルシウム: 骨と歯の強化や精神の興奮をおさえる

 ・葉酸: 赤血球の生成やDNAを正常に作るサポート

食べ合わせ

 ・チンゲンサイ×豚肉=「チンゲンサイと豚肉の炒め物」

   気と潤いを補う豚肉が気持ちの昂りをを抑えて、チンゲンサイ   

   の効果と相まってストレスを解消。

   玉ねぎも入れるとさらにいいです。

「牡蠣」

血を補い気持ちを落ち着かせる作用やスタミナの回復を助ける効果があります。

特徴的な栄養成分

 ・亜鉛: 免疫力を強化し、DNAの合成を助ける

 ・鉄分: 赤血球を作り、貧血予防に役立つ

 ・ビタミンB12: 神経細胞を正常に修復する

食べ合わせ

 ・牡蠣×牛乳=「牡蠣のミルク煮」

   牡蠣と牛乳に含まれているカルシウムが神経を安定させる。

いかがでしたか。

薬膳や漢方は即効性があるわけではなく、予防とじっくりとした改善が主です。

ですから、毎日の食生活が重要になってきます。

健康で美味しい料理を美味しくいただきましょう!

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最後までお読みくださりありがとうございます。

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